
DHEA:実用ガイド Ray Sahelian博士著 (Avery Publishing Group, $9.95)より

DHEAって何ですか?
DHEAは,デヒドロエピアンドロステロン(Dehydroepiandrosterone)というホルモンの略語で,体内の副腎線から分泌され,後にテストステロンとエストロゲンに変化します。およそ25歳の時に最も多く作られますが,その後着実に衰えていき,85歳までに95%も低下します。

なぜ補給するのですか?
DHEAを補給すると,気分がよくなり,エネルギーや性欲を増進させ,ストレスホルモンに対抗し,筋肉を引き締め,免疫系を強め,ガンや心臓病を予防するといわれています。

服用を避けるべきタイプは?
40歳未満の方はDHEAを補給する必要はありません。十分量がすでに体内で生成されているからです。40歳未満の方,妊婦,授乳婦,現在医師の監督下にある方は,服用前に担当医にご相談ください。

安全性はどうですか?
USA Today誌によれば,適量(日に25-50mg)を短期間服用するなら,まったく問題はありません。どんな薬にも適量があり,それを越して服用するなら,副作用が生じます。DHEAの場合も同じです。少量を服用する限り,健康に感じます。

副作用はありますか?
USA Today誌によれば,「適量を越えて服用した場合,肌が油っぽくなり,吹出物が出てきます。女性の場合,顔面に細毛が生じるかもしれません。短気になったり,気分の変化があったり,攻撃的になることもあり得ます。これらの副作用は,アンドロゲンやテストステロンのような作用で,男性っぽくなる作用です。ただちに使用を止めるか,服用量を減らすべきです。」

補給により,副腎線のDHEA分泌が抑制されますか?
体内のホルモンレベルが高すぎる場合,普通ほとんどのステロイドは生成を抑えるよう働きかけます。「幸運なことに,DHEAは例外のようです。次に挙げることを証明する長期臨床研究はないものの,DHEAの補助摂取は,非常に大量に服用する場合を除き,わたしたちの体内での自然分泌を抑えたりしないようです。」(ibid p.9)

いつ服用すればよいですか?
初めて服用する人は,5-10mgから始めるのがよいと思います。もちろん,多くのことはあなたの体内のDHEA初期レベルに依存しています。また,物質吸収や物質代謝には個人差がありますし,もちろん担当医のアドバイスも関係してきます。もし一週間たってもまったく効果を感じないなら,担当医は服用量をさらに5-10mg増やすよう勧めるかもしれません。増量は適当な効果が見られるまで,あるいは十分な血液レベルに達するまで一週間ほど続けることができます。」(ibid, p.86)

食事と共に服用するべきですか?
はい。「DHEAは油溶性なので,食事とともに服用するほうがよい。」 (ibid, p.86)

精力を高めますか?
「DHEAが精力を高めることに何の疑いもありません。DHEAの初期レベルが低い人には特にそうです。」 (ibid, p.107)

エネルギー,気分,記憶力を高めますか?
「このホルモンがエネルギーを増進させ,健康に役立つのにほとんど疑いはありません。記憶力に関しては,はっきりとしていませんが,より明確に思考できるようになったという人もいます。」
ニューズウィーク誌, "スーパーホルモン療法:男性の若さは保たれるか?" Geoffrey Cowley,1996/9/16 p68-75(日本語版 96/9/25号「もうオヤジとは呼ばせない」)

"当面はDHEAのお世話になることになりそうだ。DHEAは,男性だけでなく女性も副腎から分泌するホルモンだが,分泌量は男性のほうが若干多い。テストステロンと同様,成人初期には体内に大量にあるが,年齢とともに減少していく。DHEAには性ホルモン(特にテストステロン)の分泌を促す働きがあり,テストステロンそのものほどではないにせよ,同様の効果が期待されている。DHEA擁護者たちに言わせれば,DHEA量を若いころと同じ水準に保てば,気分はそう快,記憶力もよくなり,活力と性欲が高まる。肥満も防止できるし,忌まわしいストレスホルモンが心臓に及ぼす悪影響も抑えられるという。